オーストラリアドルの最新情報
2007年オーストラリアドル為替レートを振り返って
2007年のオーストラリアドルは対ドルでは0.76〜0.94USD、対円では85.98〜107.79円のレンジで推移しました。2007年、原油価格の高騰やサブプライムショックに各国が悪戦苦闘するなか、豪州は低いインフレ率と失業率(07年平均4.5%)の達成と力強い経済成長(GDP+4.0%:前年同期比)を示現しました。先進国の中では異例のことであったとも言えるでしょう。
なかでも2007年8月中旬のサブプライムショックからの急速な立ち直りには目を見張るものがありましたが、これは同国の経済構造が柔軟であることに加え、健全な財政やインフレ抑制的な金融政策が同国の外的ショックに対する吸収力を高めたものと判断されています。また世界的な金や商品価格の上昇もオーストラリアドルを下支えしました。
07年に入り右肩がりの続伸を続けたオーストラリアドルは11月7日に隆盛を極めました。世界が利上げ抑制マインドに支配されるなか豪州準備銀行は2.5%の金利引上げを決行し、政策金利が6.75%(11年ぶりの高水準)になったことを受けて対ドルでは0.94USDと実に23年半ぶりに高値を更新しピークを迎えました。年末にかけてのオーストラリアドルは高値達成感による頭打ち感や、材料の出尽くし感により調整局面にある印象を受けます。
2008年オーストラリアドルの為替レートの予想
好調なオーストラリア経済に悪材料は見受けられませんが、米金融機関におけるクレジット市場絡みの損失が拡大するとの懸念が強まったことで、投資家のリスク許容度そのものが低下しているため、リスクの高いキャリートレードへの復帰に依然として慎重であること、また08年の世界経済そのものについての成長見通しをめぐるリスク警戒姿勢が続いていることがオーストラリアドル投資を消極的なものにしているように見受けられます。
しかし、現在のキャリートレード解消の流れはオーストラリアドル投資自体を否定することにはなりません。オーストラリアは資源国であり、豊富な農産物を産出し、金融セクターがGDPに寄与する割合も大きいため先進国の中でも非常に先行きは明るいとも言えるでしょう。
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